兵庫県某所にある
一鍼堂の保全林で
今、打ち合わせや
勉強会が出来る建物を作っています。

僕は、昔から建築が好きでした。
家の近所の集落に
物知りの変わったおっちゃんがいて、
その人の元にさんざん通って
様々な話しをしましたが、
そのおっちゃんは、
たびたび口癖のように
「林さん、施主の人格以上のものってのは
出来ないんだよ」
と言いました。
「はいはい。そりゃそうですね」
ってその時は応対していたのですが、
なんだか、最近
それが妙に心に響いています。
つまりは良い物を作りたければ
自分の人格を磨くしかないんですね。
これは僕らの仕事にも通じる事で、
【人格以上の仕事は出来ない】
と、そういう一つの真理に辿り着くわけです。
鍼師でも
同業者の力量は同業者が見ればわかるものでありますが、
小手先まではいくらでもお化粧出来ます。
しかし、
それ以上の
本当に良い鍼をしようと思うと、
やはりそれは確固たる人格に根ざす必要があり、
そこは一切ごまかしの利かない領域なんですよね。
一鍼堂もまた、
そういう人格を育むための教育の場にしなければ
ならないんです。
技術だけ会得すれば完全に武装出来ると
勘違いしている者の
多いこと、多いこと。
スキルと知識だけでは、
残念ながら
3合目までしか行けないんだよなあ、これが。

現場の屋根葺きの様子

 

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屋根葺き

林玄弌(林友義)(@zenith000001)がシェアした投稿 –

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