<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
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こんにちは、為沢です。
『格致餘論』の続きを紹介して参ります。
格致餘論:人迎気口論
六陽六陰脈,分屬左右手。
心、小腸、肝、膽、腎、膀胱在左,
主血;肺、大腸、脾、胃、命門、三焦在右,主氣。
男以氣成胎,故氣為之主;女以血成胎,故血為之主。
若男子久病,氣口充於人迎者,有胃氣也,
病雖重可治;女子久病,
人迎充於氣口者,有胃氣也,病雖重可治。反此者逆。
或曰:人迎在左,氣口在右,男女所同,不易之位也。
脈法贊曰:左大順男,右大順女,何子言之悖耶?
曰:《脈經》一部,王叔和諄諄於教醫者,
此左右手以醫者為主而言,若主於病者,奚止千里之謬!
人迎と気口について
ここでいう人迎は左手の関前一分の部位で、
気口は右手の同部位のことをいいます。
この人迎気口診とは、左右の手を陽手(左)、陰手(右)に分け、
それぞれの三部(寸・関・尺)に臓腑を当てはめて行う脈診法です。
これを明確に定義したのは『脈経』が最初であります。
最後の”此左右手〜”
意訳:人迎気口の左右に関しては病人の手を基準にしたのではなく、
医者側を基準にしたものである
という説は後世の学者の批判を受けました。
参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
いつ見ても男前です
為沢