<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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どうも、新川です。

前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。


《原文》

凡邪気鬼物所為病也、其状不同。
或言語錯謬、或啼哭驚走、或癲狂惛乱、
或喜怒悲笑、或大怖懼如人来逐、
或歌謡咏嘯、或不肯語。
持針置髪中、入病者門、取坍岸水、
以三尺新白布覆之、横刀膝上。
呼病者前、矜庄観視病者語言顔色、
応対不精明、乃以含水噀之。
勿令病者起、復底頭視、
満三噀後熟拭之。
若病困劣惛冥、無令強起、
就視之、惛冥遂不知人、不肯語、以指弾其額、近髪際、
曰「欲愈乎?」猶不肯語、便弾之二七、曰、「愈」。
愈則就鬼、受以情実。
若脈来遅伏、或如鶏啄、或去、此邪物也。
若脈来弱、綿綿遅伏、或綿綿不知度数、
而顔色不変、此邪病也。
脈来乍大乍小、乍短乍長、為禍脈。
両手脈浮之細微、綿綿不可知、倶有陰脈、
亦細綿綿、此為陰蹺陽蹻之脈也。
此家曽有痱風死、若恍惚亡人為禍也。
脈来洪大弱者、社祟。
脈来沈沈渋渋、四肢重、土祟。
脈来如飄風、従陰趍陽、風邪也。
一来調、一来速、鬼邪也。
脈有表無裏、邪之祟上得鬼病也。
何謂表裏、寸尺為表、関為裏、両頭有脈、関中絶不至也。
尺脈上不至関、為陰絶、寸脈下不至関、為陽絶。
陰絶而陽微、死不治也。

 


→要約すると、
冒頭にあるように、
これらの症状は精神的な疾患に関わるもので、
それぞれが違う症状を呈す。
実際の精神疾患が、
人によって症状が違うように、
様々な状態がみてとれる。

続く


参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


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