<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
↓
『当院でのコロナウイルス対策ページ』はこちら
こんにちは、大原です。
暑い日が続きますね。
先日、暑さで寝苦しい日があり、
無意識のうちにクーラーをONにしていたようで、
身体が冷えたせいか
朝起きると身体がだるくなっていました。
午前中のうちに
自分の身体のある場所にお灸をしました。
その後、30分ほど経過したときに
一時的に強い寒気を感じて
すぐに治まり、
ああやっぱり冷えていたのだなと思いました。
このような冷えは
表寒(ひょうかん)といって、
いわゆるカゼの原因となります。
また、寒邪には「凝滞性」があり
身体を固くさせるため、
節々の痛みや
コリを感じやすくなったりもします。
肩こりに対して
葛根湯という漢方薬を用いる場合がありますが、
これは基本的に表寒邪を取り除くことによって
肩こりを治すということになります。
葛根湯もそうですが、
表寒邪に対する治療としては、
その体表を冷えを取り除くために
「発散風寒(はっさんふうかん)」
「発汗解表(はっかんげひょう)」といった
治療方針がとられることが多いです。
(ただし、身体の状態によっては、
体表ではなくもっと奧に冷えが入り込む場合や、
冷えではなく熱が入り込んでいる場合などもあり、
実際の治療では
しっかりとした考察が必要になってきます。)
夏場、汗をかいた後
そのままクーラーの効いているところに入ると、
このような冷えが入りこんでしまう場合があり、
体調を崩す原因になりかねませんので
注意が必要ですね。
■参考文献
『基礎中医学』 燎原
『中医臨床のための中薬学』 医歯薬出版株式会社
ご興味がおありでしたらぜひ参考文献もお読み下さい。