<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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こんにちは、大原です。
『諸病源候論』という東洋医学の書物の中で
二歳までの小児は、
気血の増長によって、
発熱したり、呼吸が急促になることがある
と書かれています。

この成長過程の発熱などを
変蒸(へんじょう)」といい、
これは病態ではないとあります。

『諸病源候論』の内容を以下にまとめますと、
「変蒸」には軽重があるとされ、

■軽いもの
:発熱して手足がビクビクと動き、耳と臀部が冷たい。上唇に白っぽい水疱ができる。
かすかに汗をかく。

■重いもの
:高熱が出て、脈は速くなったり遅くなる。汗は出ないこともある。乳を飲もうとせず、
飲めばすぐに吐き出すが、吐くときに苦しそうな表情がない。

■その他、変蒸がおこったときには、眼が少し充血し、
特に何らの苦痛も伴わず、蒸変がおさまれば両眼もまた正常に回復する。

「変蒸」は、
先に「変」(呼吸が急促になる)が五日あり、
後に「蒸」(体温が高くなる)が五日あって、
およそ十日で熱が退く。
小児を驚かせたりせず、安静にさせておくべきである。
早く治ることもあり、遅く治ることもある。

「変蒸」でない発熱は、
耳や臀部も熱があり、これはその他の疾病であるので、
他の方法でもって治療すべきである。
耳や臀部が冷えていれば「変蒸」であるので
その他の治療を妄用してはならない。


■参考文献
『諸病源候論』第45巻
小児雑病諸候(一) 二、変蒸候より

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中医学では「小児変蒸」といい、
この発熱の場合に
解熱剤などを用いてしまうと、
小児の発達が遅れたりすることがあるとされています。
成長過程の発熱なのか、
病気の発熱なのかの見分け方も書かれており
重要な内容ですね。

8月初のみかん 冬に向かってオレンジ色になっていくのですね
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