<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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どうも、新川です。

前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。


《原文》

風癲者、由血気虚、
邪入於陰経故也。
人有血気少、則心虚而精神離散、
魂魄妄行、因為風邪所傷、故邪入於陰、則為癲疾。
又人在胎、其母卒大驚、精気并居、令子発癲。
其発則仆地、吐涎沫、無所覚是也。
原其癲病、皆由風邪故也。

 


→解釈として、
癲疾の発作の特徴は、
突然に地面に倒れて口から涎沫を吐き、
意識を喪失する。

原因として、
心が虚して精神は離散し、
魂魄が安ぜずといった
血気が虚弱な状態のところに、
風邪が陰経へ侵入して起こる。

また人が胎内にある時に、
その母が突如大いに驚くことがあっても、
気が乱れて精気に影響し、
子に癲疾を起こさせることがある。


参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


蓮の花 緑地公園にて
蓮の花 緑地公園にて

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