<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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為沢です。
今日は『類経』の続きを紹介して参ります。
攝生類
三、古有真人至人聖人賢人
『素問』上古天真論 &『類経』による解説
黃帝曰:余聞上古有真人者,提挈天地,把握陰陽,
(真,天真也。不假修為,故曰真人。
心同太極,德契兩儀,故能斡旋造化,燮理陰陽,是即提挈把握之謂。
呼吸精氣,獨立守神,肌肉若一,
(呼接於天,故通乎氣。吸接於地,故通乎精。
有道獨存,故能獨立。神不外馳,故曰守神。
神守於中,形全於外,身心皆合於道,故云肌肉若一。
即首篇形與神俱之義。按此節所重者,
在精氣神三字,惟道家言之獨詳,
今並先賢得理諸論,採附於左以助參悟。…つづく)
和訓:
古に真人、至人、聖人、賢人あり
『素問』上古天真論 & 『類経』による解説
黃帝曰く:余が聞くに上古に真人なる者あり,天地を提挈し,陰陽を把握し,
(真は天真なり、修為を仮らず、故に真人という。
心は太極に同じ、徳は両儀に契う、故に能く造化を斡旋し
陰陽を燮理す、是即ち提挈、把握のいい。)
精気を呼吸し,獨立して神を守り,肌肉一の若し,
(呼は天に接す,故に氣に通ず。吸は地に接す,故に精に通ず。
道あり獨り存つ,故に能く獨立す。神は外に馳せず,故に神を守るという。
神中を守れば形は外に全し,身心皆道に合す,故に肌肉一のごとしという。
即ち首篇の形と倶なりの義、按ずるにこの節に重ねる所は
精、氣、神の三字に在り,惟だ道家の之を言う獨り詳し,
今先賢の理を得て諸論を並べ,採って左に附して以て參悟を助く。…つづく)
ここでは”真人”についての解説です。
真人とは、天地陰陽の理を把握し、
自然法則のまま天地の精気を呼吸し神を守り、
邪気を受けないで長生きをしている超越した人のことです。
参考文献:
『类经』中医古籍出版社
『和訓語註 類經講話 一』績文堂出版
『現代語訳◎黄帝内経素問 上巻』東洋学術出版社
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢