<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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こんにちは、為沢です。
『格致餘論』の続きを紹介して参ります。
格致餘論:胎婦轉胞病論 其之二
一日吳宅寵人患此,脈之兩手似澀,
重取則弦,然左手稍和。
余曰:此得之憂患,澀為血少氣多,弦為有飲,
血少則胞弱而不能自舉,氣多有飲,
中焦不清而溢,則胞之所避而就下故墜。
遂以四物湯加參、朮、半夏、陳皮、生甘草、生薑,空心飲,
隨以指探喉中,吐出藥汁。
俟少頃氣定,又與一帖。次早亦然。如是與八帖而安。
此法未為的確,恐偶中耳!
後又歷用數人亦效。未知果如何耶?
仲景云:婦人本肥盛且舉自滿,
全羸瘦且舉空減,胞系了戾,亦致胞轉。
其義未詳,必有能知之者。
妊婦の転胞病について
前回(【古医書】格致餘論:胎婦轉胞病論 其之一)の続き
ある日、吳家の寵人(寵愛している人・妾のこと)が転胞病を患った。
濇脈なのは血が少なくて気が多いためで、弦脈は痰飲があるためだと考え、
血少ないと膀胱が虚弱で上に上がれず、
気が多く痰飲が多くなると中焦が清くなくなり
膀胱はこれを避けて下に寄るために胎児も下に落ちるのだと考えた。
四物湯(【方剤学】四物湯)に
人参・白朮・半夏・陳皮・生甘草・生姜を加え(中略)
八服与えると病は落ち着いた。
この処方はまだ確かなものではなく、たまたま当たったのかも知れないが
その後何人か用いたところ、よく効き目があり、
なんで効いたのか自分でもよくわからない。
張仲景は
「婦人は肉付きがよく、なおかつ(胎児が)上に上がると身体が満ちる。
痩せていて、胎児が上に上がると身体の中は空虚となり
尿官がねじれて、転胞病になる」と述べていて、
この意味が自分にはよくわからないが、
いつかこのことを理解できるものが現れるだろう。
参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
吹田市山田にあるkawakami coffee roasterさんにて
モーニングに照り焼きチキンサンドを頂きました。
とても美味しかったです☆ご馳走様でした!
為沢