<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
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どうも、新川です。
梅雨入り直後だと、
まだ満開には至りませんが、
これから徐々に咲いていくのをみるのもいいですね。
さて、ここからが本題です。
前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。
《原文》
中冷声嘶者、風冷傷於肺之所為也。
肺主気、五臓同受気於肺、而五臓有五声、
皆稟気而通之。
気為陽、若温暖則陽気和宣、其声通暢。
風冷為陰、陰邪搏於陽気、使気道不調流、所以声嘶也。
→解釈として、
風冷の邪が肺を傷ることで
声嘶=声音が嘶れて出なくなること
の状態になる。
肺は一身の気を主り、
気は陽に属している。
温暖な気によって陽気は宣通するが、
陰邪である風冷が陽気を襲うと、
気道は調和を失い流暢でなくなり、
声がしわがれてくる。
五声:呼、笑、歌、哭、呻を指す。
それぞれ肝、心、脾、肺、腎が主る。
参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。