<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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東洋医学の基礎的な考え方について分かりやすく解説して参ります。
今回は、六気・六淫についてです。


自然界には
風・寒・燥・暑・湿・火という六気ろっきというものがあり、
春になると風がよく吹いたり、
夏になれば暑・熱といった現象が生じます。
生物が生長し発育していくためには
それぞれ必要な変化であり、病を引き起こすものではないのですが
これらが過剰になったり、不足したり、季節と不相応になると
身体に不健全に作用します。
体内で病や症状を及ぼす原因となる
条件が揃った状態において
その一つずつの特性を持った環境要素を
六淫りくいん(風邪・寒邪・燥邪・暑邪・湿邪・火邪の6種がある)と呼びます。
過剰というのは六気の変化が強く現れた現象で、
不足は逆に変化が足りていない状態をいいます。
また、季節の不相応は、季節外れの現象が起きることで、
例えば、真冬の時期に急に夏日(25℃以上)になる現象や、
真夏に急に寒い日がくるといった現象のことをいいます。

ただし、
六気の異常を六淫として受け止めるのは個人差があり、
生気が旺盛であればどんな状況であっても平気なことがあります。
例えば、元気な子供が真冬でも半袖・半ズボンで過ごせるのも
生気が旺盛である証拠です。
一番宜しくない例は、生気が弱ってしまい
六気として自然な変化(六気の異常ではない場合)を
六淫として受け止めてしまうことで、
季節の変わり目に毎回体調を崩す、
毎年特定の季節に体調を崩す、
環境が変わると体調を崩すなど、
自然の変化に体が順応しないことは
体の内部の異常を示します。

次回は季節の変化がどう体に影響してくるのか?を
具体的に述べて参ります。

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