<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
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こんにちは、為沢です。
『格致餘論』の続きを紹介して参ります。
格致餘論:難產胞損淋瀝論
常見尿胞因收生者不謹,
以致破損而得淋瀝病,遂為廢疾。
一日有徐姓婦,壯年得此。
因思肌肉破傷,在外者且可補完,胞雖在腹,恐亦可治。
遂診其脈,虛甚。
曰:難產之由,多是氣虛,難產之後血氣尤虛,
試與峻補,因以參、術為君,芎、歸為臣,
桃仁、陳皮、黃耆、茯苓為佐,而煎以豬羊胞中湯,
極飢時飲之,但劑率用一兩,至一月而安。
蓋是氣血驟長,其胞自完。
恐稍遲緩,亦難成功。
難産で膀胱が傷つき淋瀝病になることについて
淋瀝
頻尿、排尿痛、残尿感、小便が出渋って排尿時に痛みを伴い
尿の勢いがよく出ずに、ポタポタと滴り落ちる状態。
難産のため膀胱が傷ついて淋瀝病にかかり、
不治の病になるのをよく見かける。
難産は気虚によるものが多く、
難産の後は気血が虚している状態がきつくなるので、
強烈な補薬を与えてみたところ、
一ヶ月ほどして膀胱がもとにもどってきたことを
症例をもとに述べております。
参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢