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こんにちは、為沢です。
『格致餘論』の続きを紹介して参ります。
格致餘論:難産論
世之難產者,往往見於鬱悶安佚之人,
富貴奉養之家。若貧賤辛苦者無有也。
方書止有瘦胎飲一論,而其方為湖陽公主作也,
實非極至之言。何者?見有此方,其難自若。
予族妹苦於難產,後遇胎孕,則觸而去之,余甚憫焉。
視其形肥而勤於針指,構思旬日,
忽自悟曰:此正與湖陽公主相反。
彼奉養之人,其氣必實,耗其氣使和平,故易產。
今形肥知其氣虛,久坐知其不運,而其氣愈弱。
久坐胞胎因母氣不能自運耳。
當補其母之氣,則兒健而易產。今其有孕至五六個月,
遂於《大全方》紫蘇飲加補氣藥,與十數帖,因得男而甚快。
後遂以此方隨母之形色性稟,
參以時令加減與之,無不應者。因名其方曰大達生散。
難産について
難産になる人は憂鬱な人だったり、
安楽に暮らしている人だったり、富貴であったり
過度に養われている人によくみられ、
貧しくて苦労している人にはみられない。
処方書には瘦胎飲という処方のみであるが、
これは(後漢の初代皇帝・光武帝の姉にあたる)湖陽公主のために作られた処方であり、
彼女は一般市民と違い、過度に養われた人なので
邪実がきつい状態だったため、その邪を散らすことにより安産になった。
難産になる者は、母親の体質や生活習慣の性質に従い、
時節を考えて薬を処方することを説いております。
参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢