<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
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どうも、新川です。
5月に入ってから
徐々に開きはじめましたね。
気温が高くなってきているので
見ていると涼を感じます。
さて、ここからが本題です。
前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。
《原文》
風熱病者、風熱之気、
先従皮毛入於肺也。
肺為五臓上蓋、候身之皮毛。
若膚腠虚、則風熱之気、先傷皮毛、乃入肺也。
其状、使人悪風戦、目欲脱、涕唾出。
候之三日内及五日内、目不精明者是也。
七八日微有青黄膿涕如弾丸大、
従口鼻内出、為善也。
若不出、則傷肺、変咳嗽唾膿血也。
→解釈として、
風熱の邪が
皮毛⇒⇒肺へ侵入しておこるが、
皮膚や腠理の虚があると
さらに侵入を助長させてしまう。
「目欲脱」とは、
眼球が腫れてとびだすような症候を指す。
発症してからの経過として、
三日から五日で
「目がかすんで見えづらく」なり、
七、八日すると、
青黄色を帯びた膿様の鼻垢が弾丸ほどの大きさとなり、
口や鼻から出るようになるがこれはその後、
好転する徴候だが、
もし出ないと、
肺を傷り、咳嗽とともに膿血が出るようになる。
参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。