<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
       ↓
『当院でのコロナウイルス対策ページ』はこちら


為沢です。

今日は『類経』の続きを紹介して参ります。


攝生類

一、上古之人春秋百歲今時之人半百而衰

『素問』上古天真論 &『類経』による解説

不知持滿不時御神
(持執持也統御也不知持滿滿必傾復不時御神神必外馳

務快其心逆於生樂起居無節故半百而衰也
(快心事過終必為殃是逆於生樂也
起居無節半百而衰皆以斫喪精神
事事違道故不能如上古之盡其天年也
老子曰生之徒十有三死之徒
十有三民之生動之死地亦十有三其今人之謂歟樂音洛


和訓:
上古の人は春秋百歲、今時の人半百にして衰う

『素問』上古天真論『類経』による解説

滿を持することを知らず,神を御するに時ならず,
(持は,執持なり。御は,統御なり。
滿を持するを知らざれば,滿必ず復た傾く。
神を御するに時ならざれば,神は必ず外に馳す。)

務めて其心を快にし,生樂において逆い,
起居に節なし,故に半百にして衰うるなり。

(心を快にしえ過ごすことあれば,終に必ずていを為す,これ生樂に逆らえばなり。
起居に節なければ,半百にして衰う,皆精神を斫喪たくそうし以て,
事事道に違う,故に上古のその天年を盡くせし如くなること能わざるなり。
老子が曰く:生の徒は,十に三あり;死の徒も,十に三ありと。
民の生,動もすれば死地にく,亦十に三あり。
其今の人の謂歟。樂,音は洛。)


てい=若死すること
斫喪たくそう=きり失うこと

今時の人は、欲のままに過ごし、
精神統一もせず快楽にふけるから、皆五十歳にもなれば死ぬぞ。と解説してます。
最後に老子を引用してますが、
過去のこちらの記事を参照してみて下さい→(【老荘】老子に学ぶ 六十五


木陰
木陰

参考文献:
『类经』中医古籍出版社
『和訓語註 類經講話 一』績文堂出版
『現代語訳◎黄帝内経素問 上巻』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

為沢

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here