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どうも、新川です。

大葉紅柏(オオバベニガシラ)
大葉紅柏(オオバベニガシラ)

こちらは大葉紅柏(オオバベニガシラ)という植物だそうで、
暫くすると
これらの真っ赤な葉が、
見るからに弱々しい白緑色になるというから、
不思議なものです。


さて、ここからが本題です。

前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。


《原文》

刺風者、由体虚膚腠開、
為風所侵也。
其状、風邪走遍於身、而皮膚淫躍。
邪気与正気交争、
風邪撃搏、如錐刀所刺、故名刺風也。


→解釈として、
この病証は
風邪が全身を走りまわり
「皮膚表面にはねまわる感じ」があり、
「キリで刺すような痛み」が特徴である。
病因として、
皮膚の腠理が開き、
そこに風邪が侵入して起こる。

淫躍いんやく:遊走性の跳躍感を指す


参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


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