どうも、新川です。
別名を小米花とも。
“雪”とつくものの 春の花 だそうです。
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さて、
ここからが本題です。
今回も、
尉繚子「十二陵」篇の続きです。
【十二陵】
侮在於任疑、
孽在於屠戮、
偏在於多私、
不祥在於悪聞己過、
不度在於竭民財、
不明在於受間、
不実在於軽発、
固陋在於離賢、
禍在於好利、
害在於親小人、
亡在於無所守、
危在於無号令。
侮は疑に任ずるに在り、
孽は屠戮に在り、
偏は私多きに在り、
不祥は己れが過ちを聞くを悪むに在り、
不度は民の財を竭すに在り、
不明は間を受くるに在り、
不実は軽く発するに在り、
固陋賢を離るるに在り、
禍は利を好むに在り、
害は小人を親しむに在り、
亡は守るところなきに在り、
危うきは号令なきに在り。
→敵から乗ぜられやすい十二の欠陥を挙げている。
確信に基づかない行動を取るべからず、
えこひいきをするな、
自分の失敗を誤魔化すな、など
いずれも人間誰しもがもつ
「我」や「欲」を制御出来ずにいると陥ってしまう現象といえる。
続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。