こんにちは、為沢です。
今回は鍼灸重宝記の続きを紹介します。
咽喉
“喉は肺に通じて、気の往来を主どる。
気、欝結して、上にのぼり、
頚の間に血熱をたくはへ、血餘りて喉痺を病む。
又、手の少陰、少陽の二脉も、喉気に並ぶ、火は腫脹を主る、
故に熱。上焦に客して咽嗌はるる。
或は、腫れ痛み、或は瘡を生じ、あるひは紅にはれ、
結核、腫れいたみ、或は閉塞り、言うこと能ず。
倶にこれ風熱、痰火なり。“
尺澤・瘂門より血をとる。
口を開かせて喉の腫れたる所を
ひねり針にて突ぬき、血をとるがよし。
あるひは喉閉、急症には三稜針を少商に刺て、毒血を出すべし。
喉痺には夾車・合谷・少商・経渠・大陵・二間・尺澤・前谷・陽谿。
頷腫には少商。
咽痛ば風府、妙なり。
咽の中、鯁の如くいらつくには間使・三間。
咽腫ば中渚・大谿。
咽の外はるるには液門。
食下らずは亶中に灸せよ。
咽の中ふさがるには合谷・曲池。
又、ふさがりて飲食下らざるには合谷・少商。
咽乾ぐは大淵・魚際。
消渇には水溝・行間・曲池・承漿・然谷・商丘・隠白・労宮。
参考文献:
『鍼灸重宝記』医道の日本社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
ショーウインドウに綺麗に並べられた金ピカのサックスを
黄金聖闘士みたいやん!と子どもみたいな眼差しで見てしまいました(笑)
為沢