下野です。
東洋医学史を勉強する中で
故 丸山昌朗先生の論文を参考にさせて頂くこともあります。
丸山先生が日本東洋醫學會誌に寄稿された
『素問を論ずる』を拝読したところ、
非常に興味深い事が書かれてあり、
それが『素問』陰陽應象大論篇についてでした。
今回より暫く、
先ずは原文を記し、
最終的に陰陽應象大論篇とは何だったのか?をご紹介できればなと思います。
※訳は単純に文を読んだママにしています。
<原文>
陰陽應象大論篇第五
黄帝曰、陰陽者、
天地之道也、万物之綱紀、変化之父母、生殺之本始、神明之府也。
治病必求於本。
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<訳>
陰陽應象大論篇第五
黄帝が言うには
陰陽は天地の法則であり、万物の綱紀、変化の父母、生殺の本始、神明の府である。
治病には必ず病の根本を求めよ!
続く
ラッピングにほっこりさせてもらいました。