どうも、新川です。
清々しい空気を吸いこみながら、
仕事場に向かう際の風景。
雪がはらはらと舞っており、
気温を確認し、「1℃」の表示。納得。
さて、ここからが本題です。
前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
《原文》
風驚悸者、由体虚、心気不足、
心之経為風邪所乗、或恐懼憂迫、
令心気虚、亦受於風邪。
風邪搏於心、則驚不自安。
驚不巳、則悸動不定。
其状、目睛不転、而不能呼。
診其脈、動而弱者、驚悸也。
動則為驚、弱則為悸。
→内容として、
風驚悸は
心気が不足しているところに
風邪の侵襲を受けることによっておこる。
脈診として、
動であるのは驚病を、
弱であるのは悸病であることをそれぞれ示す。。
驚悸:
「驚」は驚駭(非常に驚くこと)
「悸」は心臓の動悸
参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。