こんにちは、大原です。

あるお店で買い物をしたところ、
一冊の本をプレゼントされました。
今年の暦について書かれている
『令和二年 基準寳暦ほうれき』という本でした。

これは、1年間の毎日の暦や、
「九星気学」という、生まれた年によって
今年1年はどのような年になるのか
などが書かれた本で、
本屋さんでは占いやカレンダーのコーナーの近くに
並べてあることが多いと思います。

中身を読んでいくと、少し気になる項目がありました。
鍼灸吉日
鍼灸を始めるには次の日を吉日とする

・・・なんと、鍼灸治療を受けるのに、
吉日(良い日)とされる日があるようです。
いつが良いかというと、

甲辰きのえたつ日 甲申きのえさる日 甲戌きのえいぬ日 
 乙巳きのとみ日 
 丙子ひのえね日(夏は凶) 丙辰ひのえたつ日 丙申ひのえさる日 丙戌ひのえいぬ日 
 丁丑ひのとうし日 丁卯ひのとう日 丁亥ひのとい日(夏は凶) 
 戊申つちのえさる日(男は凶) 
 己亥つちのとい日(女は凶)
 庚午かのえうま日 
 辛丑かのとうし日 辛卯かのとう日 
 壬辰みずのえたつ日 壬午みずのえうま日 壬戌みずのえいぬ
 癸丑みずのとうし
となるそうです。

昔のカレンダーは、毎日の日付を
このような干支えとで表していました。
この暦の本にも各日付の干支が載っているので
調べることができます。

ちなみに、干支の組合せは60通りあり、
上記の鍼灸吉日は20通りですので
3分の1が吉日となりますね。

さて、気になる
2月後半から3月にかけての鍼灸吉日は
これをもとにすると、

2月
 18日(火)(辛卯)
 19日(水)(壬辰) ←二十四節気の「雨水うすい
 23日(日)(丙申)
 24日(月)(丁酉)
 26日(水)(己亥)

3月
 2日(月)(甲辰)
 3日(火)(乙巳)
 6日(金)(戊申)
 11日(水)(癸丑)
 14日(土)(丙辰)
 20日(金)(壬戌) ←二十四節気の「春分」
 28日(土)(庚午)

となります。

なぜこれらが鍼灸吉日とされているのか、
出版社にも質問したりと
いろいろ調べてみましたが
よく分かりませんでした。

本当に吉日なのか、なぜ吉日なのか、
謎を残すかたちになってしまいましたが、
何か分かり次第、続編を書きたいと思います。

天王寺にある神社にて
天王寺にある神社にて

参考文献
『令和二年基準宝暦』 徳風会蔵版
『令和二年神宮館九星本暦』 神宮館編集部

興味がおありの方は、ぜひ書籍もお読みください。

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