こんにちは、為沢です。
『格致餘論』の続きを紹介して参ります。
格致餘論:治病先觀形色然後察脈問証論 其之三
又浦江義門鄭兄,年二十餘,
秋間大發熱,口渴,妄言妄見,病似邪鬼。
七、八日後,召我治。脈之兩手,
洪數而實,視其形肥,面赤帶白,
卻喜露筋,脈本不實,涼藥所致。
此因勞倦成病,與溫補藥自安。
曰:柴胡七、八帖矣。以黃芪附子湯,冷與之飲。
三帖後,困倦鼾睡,微汗而解,脈亦稍軟。
繼以黃芪白術湯,至十日,
脈漸收斂而小,又與,半月而安。
夫黃芪補氣藥也。此兩人者,一則氣虛,一則氣實,
便有宜不宜存焉,可不審乎!
望診と脈診の大事さを実例を用いての説明(2例目)です。
病人の形色や脈を診て、虚実をしっかり判別した上で
薬を処方しないと病を悪化させる恐れもあると説いております。
参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
ゴッホ展を観に行ってました。
写真は美術館前にあるオブジェです。
為沢