どうも、新川です。
身体がなまっていたので、
いつもより多目に散歩してみました。
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さて、
ここからが本題です。
今回から
尉繚子「攻権」篇が始まります。
【攻権】
兵以静勝、国以専勝。
力分者弱、心疑者背。
兵は静かなるをもって勝ち、
国は専らなるをもって勝つ。
力分かるるものは弱く、
心疑うものは背く。
→軍隊は、
秩序整然として一糸乱れぬ軍容を獲得してこそ敵軍に勝ち、
国家は、上下協力して一心同体の体制を築いてこそ敵国に勝つことができる。
力が分散すれば弱体化するのは当然であり、
信頼によって結ばれていなければ内部から崩壊するのは必至である。
→どれだけ兵の数が多く
それらが強力な武器を携えていても、
力が分散してしまっては本来の能力を発揮できない。
司令塔である指揮官から、
先頭で戦場に立つ兵士に至るまで
一体となることが必要である。
続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。