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【お知らせ】年末年始の鍼灸施療
こんにちは、大原です。
もうすぐ令和元年も終わりますが、
いかがお過ごしでしょうか?
さて、記事は
ここから 『鍼灸甲乙経』第1巻のラストの篇になります。
この篇の前半は
『霊枢』の通天篇(72)の内容と一致します。
では、始めからみていきましょう。
<原文>
黄帝問曰、人有陰陽、何謂陰人、何謂陽人?
少師対曰、天地之間、不離于五、人亦應之、非徒一陰一陽而已。
蓋有太陰之人、少陰之人、太陽之人、少陽之人、陰陽和平之人。
凡此五人者、其態不同、其筋骨氣血各不同也。
<読み>
黄帝問いて曰く、
人に陰陽有り、何をか陰の人と謂い、何をか陽の人と謂うか?
少師対えて曰く、
天地の間、五を離れず、人もまたこれに応ず。
ただ一陰一陽のみにあらざるなり。
けだし太陰之人、少陰之人、太陽之人、少陽之人、陰陽和平の人あり。
およそこの五人なる者、その態同じからず、
その筋骨氣血おのおの同じからずなり。
<意味>
「人には陰に属する人と、陽に属する人とがあるが
それぞれどのような人を言うのであろうか?」
「天と地は五行の範疇を離れることがなく、
人もまたこれに応じるものです。
単なる一陰一陽に分類されるだけではありません。
思うに、
太陰に属する人、少陰に属する人、太陽に属する人、
少陽に属する人、陰陽和平の人とがあります。
この五種類の人はその形態は不同であり、
その筋骨気血もそれぞれ等しいものではありません。」
次回は、これら五種類の人の特徴からになります。
続きます。
参考文献
『黄帝内経霊枢』 東洋学術出版社
『鍼灸医学大系 黄帝内経素問』
『鍼灸医学大系 黄帝内経霊枢』雄渾社
『完訳 鍼灸甲乙経(上巻)』三和書籍
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
大原