<近日開催予定のイベント情報>
11月24日(日)に学生向け勉強会を開催します。
詳しくはこちら→https://www.1sshindo.com/blog/zenith19204/
どうも、新川です。
少し早起きして、
朝の緑地公園を散歩してきました。
凛とした空気の中、
ちらほら紅葉もみかけられ、
秋の気配をしっかり感じ取りました。
さあ、
気分一新、仕事に臨みます。
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さて、
ここからが本題です。
今回も、
尉繚子「戦威」篇のつづきです。
【戦威】
戦闘の最高責任者たる将帥も、
兵となる人民が存在しなければ戦うことはできない。
そして人民はまた、
戦意がなければ戦うことはできない。
戦意旺盛ならば進んで戦うが、戦意阻喪すれば敗走する。
戦意こそは、実に勝敗のかなめなのである。
軍も動かさず、刃も交えずに、
敵の戦意を喪失させるには、どうすればよいか。
それには五つの項目について考慮をめぐらさなければならぬ。
一曰、廟勝之論、二曰、受命之論、
三曰、踰垠之論、四曰、深溝高塁之論、五曰、挙陣加刑之論。
一に曰く、廟勝の論、
二に曰く、受命の論、
三に曰く、踰垠の論、
四に曰く、深溝高塁の論、
五曰、挙陣加刑の論。
→第一に、作戦計画である。
第二に、司令官の選定である。
第三に、進攻態勢である。
第四に、防衛態勢である。
そして第五に、軍紀の確立である。
→軍は人が集まって形成されるものである以上、
戦う者の戦意が重要となる。
自軍の戦意を高め、敵軍の戦意を奪う。
心の機微をよく観察することが必要だ。
続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。