下積み修行中の本多くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
今回は洪脈と微脈についてです。
《洪脈》
洪脈とは指の下に大きな形状で幅広く触れ、
来盛去衰(押し寄せるときには勢いよく、去るときにはゆっくりと減退していく)
となる脈になります。
主病は熱邪亢盛で、
内熱が強く血を湧盛にする為に脈動は拡大して
血流の増大により浮脈と同じく脈は浮き
血管が太くなっているため表面から触れやすく
浮位で明らかに捉えやすい脈となります。
また、慢性病による気虚や失血などの病症で表われるのは
危険な状態であることが多いです。
夏に表れる洪脈は、季節に応じた脈として
捉える事が出来ますので正常とします。
夏に洪脈が表われる理由は、
気温が上がると身体は熱を体外へ放散しようと
脈を出来るだけ外界へ 近づけようとする為におこります。
《微脈》
陽気が衰えることで、
推動の作用が弱まってしまうことで表われる脈で、
極めて細く軟らかく触れてみても
あるようなないような脈と表現できます。
軽く触れて微脈となれば陽気の不足
重くとっても尚、
微脈であれば陰気の不足を示している事になります。
主症は虚証で、気血が最も衰微していることを示し
微脈を呈している人は体力が消耗した、
極めて衰えた状態と言えます。
気血が不足するため、外邪に侵入されやすくなり
少しの環境の変化にも身体は影響を受けてしまいます。
慢性病でみられる微脈は正気が絶えようとしている
危篤な状態で表われます。
参考文献:
『中医脉学と瀕湖脉学』 たにぐち書店
『東洋医学講座 第九巻 診断編』 自然者
『中医臨床のための舌診と脈診』 神戸中医学研究会
本多
『中医脉学と瀕湖脉学』 たにぐち書店
『東洋医学講座 第九巻 診断編』 自然者
『中医臨床のための舌診と脈診』 神戸中医学研究会
本多
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみてあげて下さい。