<近日開催予定のイベント情報>
9月1日(日)に学生向け勉強会を開催します。
詳しくはこちら→https://www.1sshindo.com/blog/zenith18896/
下野です。
先日、患者さんより題の質問を頂きました。
実はこの質問、
同業の鍼灸師や学生からもたまに聞かれます。
同業者には、
「ではなぜ読まないのか?」と質問を返したところ、
必ず返ってくる言葉が「技術だろ?」というもの。
はい、確かに鍼灸を行う上では
鍼をする技術は勿論、脈や舌・経穴の見方、
また患者さんとの接し方等の技術は必要であるとは思う。
ただ鍼灸は東洋医学の一療法であるわけです。
もう一度言います”医学”です。
医学とは、
病気の原因や症状のメカニズムを解明し、
それを診断、施療を確立して病気を改善する学問
であります。
つまり東洋医学を基に鍼灸施療を行うのであれば、
術だけではなく、学も必要になってくるわけです。
上述した舌や脈がみれても、
ではそれが何を意味しているのか、
予後を考えるとき、
どのように症状が変わってくるのか等を
理論的にわからないといけません。
『養生訓』で有名な
貝原 益軒先生もそのように記しています。
【養生訓】治療は学識が基礎となる
そういうことで、
古医書を読み、学んでおります。