<近日開催予定のイベント情報>
9月29日(日)に学生向け勉強会を開催します。
詳しくはこちら→https://www.1sshindo.com/blog/zenith18979/
どうも、新川です。
今年も開催されました、寺内祭り!
日曜の昼下がりに訪れたので、
まだ人の集まりは少なかったですが、
夜になると盆踊りが始まり
花火があがったりと賑やかになります。
さて、ここからが本題です。
前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
前回までの記事はこちら
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 中風候 其ノ一
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 中風候 其ノ二
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風懿候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風口噤候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風舌強不得語候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風失音不語候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風痙候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風の角弓反張候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風の口喎候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 柔風候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風痱候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風の腲退候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風偏枯候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風の身体手足の不随候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風の半身不随候
《原文》
偏風者、風邪偏客於身一辺也。
人体有偏虛者、風邪乗虛而傷之、故為偏風也。
其状或不知痛痒、或緩縦、或痺痛是也。
偏風は風邪が身体の一側に侵入して起こるものである。
身体の一側に血気の偏虛があれば、風邪がその虚に乗じて侵入し、その一側を傷するために偏風となる。
偏風の証状には色色あって、或いは皮膚の知覚が鈍麻して痛みや痒みが分からないもの、
或いは手足の弛緩性麻痺があるもの、或いは肢体が疼痛するものなどがある。
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偏風:現代でいう半身不随の状態を指す。
参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。