下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。
先日、人間の自然治癒力の凄さに改めて感心しました。
治療と併用して自分自身が、食事を節制し運動を適度におこない、
後は存分に趣味に時間を費やす。
それだけで、症状がどんどん良くなっていくのです。
その前進するきっかけを手助け出来るこの仕事は
やはり興味深いと感じました。

今日は治療時に自分の頭で
整理すべき臓腑弁証について、
症状を省いた最低限かつ端的な内容を
理解していきたいと思います。


⑴肺気虚
・慢性の咳喘→肺気を損傷
・他の臓腑の慢性病→気虚→肺の機能失調
☞肺気虚

⑵肺陰虚
・久病→肺陰を消耗
・肉体疲労→長期にわたる陰津消耗
・外感熱病の後期→熱邪による津液損傷
☞肺の機能失調

⑶(風)寒邪犯肺(表証を兼証にもつ)
・風寒の邪を感受→肺に影響を及ぼす→肺の機能失調

⑷熱邪壅肺
(ⅰ)風熱犯肺(表証を兼証にもつ)
・風熱の邪を感受→肺衞の機能が失調
(ⅱ)痰熱壅肺(裏熱証を兼証にもつ)
・温熱の邪を感受
           ☞邪が肺にこもる
・風寒の邪を感受→化熱     ↓     ☞痰熱壅滞→肺失清粛
            津液を灼傷しを形成   ↓
                         瘀血
                          ⇩膿を形成
                          肺壅

※⑶、⑷の鑑別ポイント
痰の性状の比較
・風寒犯肺:白色、清稀⇨寒証
・風熱犯肺:黄色、粘稠⇨熱証
・痰熱壅肺:黄色、粘稠
膿血混在、腥臭を伴う⇨熱証

⑸燥邪犯肺
燥邪を感受(秋期に多発)→肺津を損傷

⑹痰湿(陰)阻肺
風、寒、湿邪を感受→の宣降の機能失調
慢性の咳喘により肺気が虚す→津液の輸布失調
脾気虚弱の体質の者が、甘い者や濃厚な味の者を過食する→の運化機能失調
☞痰⇨肺に停伏

⑺大腸湿熱
暑、湿、熱邪を感受
飲食の不節制
☞大腸に湿熱蘊血⇨大腸の気機阻滞⇨伝導失調

⑻大腸液虧
熱病の後期→津液損傷
老人、虚弱体質→陰液不足
産後→血、津液不足
☞大腸が滋潤を失う

紅露


参考文献:『中医診断学ノート』 東洋学術出版社

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