「孫思邈曰、
人故なくんば薬を餌べからず。
偏に助くれば臓気不平にして病生ず。」
貝原 益軒『養生訓』より
下野です。
今回は
薬(勿論当時は漢方薬)の服用の注意に関してです。
「孫思邈は、
特に理由もないのに薬を服用するな。
無闇に服用すると、臓腑の機能を偏らせてしまい、
返って病が生じると考えている。」
といった内容になり、
極端な言い方ですが、
体をよくしようとするあまりに、
欲を出してはいけないということです。
欲を出すな!
養生訓で多く出てくる言葉ですね。
ご注意下さい。
<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
下野