<近日開催予定のイベント情報>
7月28日(日)に学生向け勉強会を開催します。
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「湿ある所を早く遠ざかるべし。
川の岸近き所を遠ざかるべし。
又土あさく、水近く、床ひくき処に坐臥すべからず。
床を高くし、床の下の壁にまどを開きて、
気を通すべし。
・
・
一たび湿にあたればいえがたし。」
貝原 益軒『養生訓』より
下野です。
今回は
今時期の生活をおくる上での注意点になります。
では現代語訳します。
「湿気のあるところは早く遠ざかるべし。
山の川岸は速やかに離れること。
また低地で水が近く、
床が低いところで起居してはいけない。
床は高く、床下の壁には穴を開け、
空気を通すようにしなさい。
・
・
ひと度湿気にあたれば、
病は治りにくくなるのである。」
梅雨といえば、
ジメッとした嫌な時期ですが、
ただどうこう言っても
どうしてもこの湿気から逃れることは
ほぼほぼ出来ないのが現状です。
ましてや養生訓の書かれた当時は、
除湿機等もあるわけでなく、
ならどうすればこの湿気を最小限に抑えられるか
とういうことで、
冒頭のことが記されています。
あとは
体の中に湿気を溜め込まないように、
冷麺や果物、酒、水を飲みすぎるなとも
記されております。
翌日から梅雨入りでした。
<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
下野