こんにちは盧です。
たまには詩でも載せて見ます。
江亭 杜甫
坦腹江亭暖,長吟野望時。
水流心不競,雲在意倶遲。
寂寂春將晩,欣欣物自私。
故林歸未得,排悶強裁詩。
暖かな日差しのそそぐ川べりの部屋で
大の字に寝そべりながら、詩を声長く口ずさみつつ
野原を眺めていた。
水はゆうゆうと流れ、私の心はそれと争わず
雲はじっとして、私の気持ちもゆったりとしていた。
いま、春は音もなく過ぎ去り、物はみなよろこばしげに
各々の生活を遂げつつある。
そして今、私はまだ一人故郷に帰ることができない。
そんな心の悶えをはらいのけようと
詩を作っている。