こんにちは盧です。

漢方の世界・鍼灸の世界にもスターが居たのを
ご存知でしょうか?
漢方の復興運動があった頃、
北里大学の東洋医学研究所の創設に関わった
大塚敬節らとともに生きた名医が居ました。
矢数道明・有道・格の三人です。
矢数道明はもっとも有名でしょう。

先日、そんな矢数先生の著書を古書屋で見つけ
思わず購入してしまいました。

当時の漢方界は傷寒論を聖典として扱い、
黄帝内経を読まない先生が多く、矢数先生はそれを
大いに嘆き、傷寒論だけでなく素問霊枢も読むことで
漢方はより自由になると冷静にしかし情熱を込めて
書かれておりました。

少しづつではありますが、伝統鍼灸の世界も
「あれだけ読めばいい!」
「これだけやっておけばいい!」
という考えから脱却しつつあるのだなと
しみじみした。今日この頃です。

みんな違ってみんないい
みんな違ってみんないい

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