どうも、新川です。
6月に入り、
すっかり梅雨の雰囲気となってきました。
こちらの苔も過ごしやすそうです。
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さて、
ここからが本題です。
今回は「応変」篇の続きです。
【応変】
武候がたずねた。
「長雨がつづき、馬はぬかるみに足をとられ、
兵車は進むことができず、困り果てているところへ四方から敵襲を受け、
全軍が動揺した場合には、どうしたものであろうか?」
呉起はこたえた。
「兵車を使うには、原則があります。
道がぬかるんでいるときは停止し、
乾いたときに行動し、髙地を選び、低地を避けなければなりません」
馳其強車、若進若止、必従其道。
「その強車を馳せ、もしくは進み、
もしくは止まるには、
必ずその道に従え。」
→いかなる道具、武器、戦術も万能というものはなく、
特質に応じた使い方をすることで
最大の効力を発揮する。
続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
参考サイト:
『呉子副詮』 国文学研究資料館HPより
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。