こんにちは盧です。
ふと会話の中で「野口整体」というワードが
飛び出しました。
中医の出身故に門外漢ですが
少しまとめてみましたのでお付き合いくださいませ。
野口整体の創始者は野口晴哉といい、
1920年代に創立、その治療のことを「手当て」と言うように、
手を患部に当てるところから
その治療が始まったと言われております。
その後は活元運動、愉気法、体癖論など
独創的な理論と実践を片手に
『活き活きと生を全うする』
ということを指針に活動を続けられました。
野口先生は整体と言われるワードを世に知らしめた人
といっても過言ではないかもしれません。
診療記録も残っておるのですが、ありとあらゆる手段を使って
患者さんの「私なんて治らないんだ!」という強い思い込みを
解いていく様はまさに圧巻でありました。
またとても体の感覚が鋭い方だったようで
弟子たちが畳にハリを落として総出で探していると
野口先生が現れ
野口先生「何をしているんだ!」
弟子「ハリを落として探しております」
野口先生「こうすれば見つかるだろう!」と
畳を踏み鳴らしてその場所を言い当てたという逸話が
残っております。
流派に関わらず、鍼灸師も体の感覚は鋭くありたいものです。