「みんな新しいことが正しいことだと信じていますが、
古いことでもいいものはいいんです。
明治以来ですな、経験を信じず、
学問を偏重するようになったのは。それは今も変わりませんな。」
『木のいのち木のこころ<天・地・人>』(新潮文庫)P38より抜粋
下野です。
冒頭は法隆寺の宮大工・棟梁だった
西岡常一さんの言葉であります。
職人としての心持ち、技の鍛え方だけでなく、
一人間としての人間観を語った書籍になります。
現代としては
その考えは古いといわれるかもしれませんが、
僕は素晴らしい内容だと思いました。
<参考文献>
『木のいのち木のこころ<天・地・人>』 新潮文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
下野