どうも、新川です。

トンネルの先には 淡路島にて
トンネルの先には 淡路島にて

先日、
淡路島へドライブに行き
国営明石海峡公園、
兵庫県立淡路景観園芸学校などを巡って参りました。
とにかく植物が多く、のんびりした空気を感じるだけでも
来て良かったと思えるような場所でした。

実は、
淡路島に行くのは初めてでして、
明石海峡大橋を渡る際も、
一人で興奮しておりました笑


さて、ここからが本題です。

前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

前回までの記事はこちら
【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 中風候 其ノ一
【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 中風候 其ノ二
【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風懿候 
【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風口噤候 
【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風舌強不得語候
【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風失音不語候


《原文》
風痙者、口噤不開、背強而直、如発癇之状。
其重者、耳中策策痛。
卒然身体痙直者、死也。
由風邪傷於太陽経、復遇寒湿、則発痙也。
診其脈、筑筑如弦、直上下者、風痙脈也。

風の病証は牙関緊急して口を開けることができず、
背部が強直して屈曲することができず、
癇証の発作に似た病状を呈する。
その病状が重篤なものは耳中がキリキリと刺すような痛みがある。
もし突然に身体が痙直を発するものは予後不良である。
この病証は風邪が太陽経脈を侵害し、
さらに寒湿の邪を感受して風痙を発生させるものである。
脈象を診察して堅硬で弦で、
それが寸・関・尺の三部の脈を通じて出現するものは風痙の脈である。


策策:[心(立心偏+策)]の仮借。
ちょっと痛むこと。チクリと痛むこと。

筑筑:脈象の堅硬なるさまをあらわす


参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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