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どうも、新川です。
緑地公園駅ビルと桜です。
週末はお花見されている方も多いですね❀
前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
前回までの記事はこちら
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 中風候 其ノ一
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 中風候 其ノ二
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風懿候
・【古医書】諸病源候論 風病諸侯(上) 風口噤候
《原文》
脾脈絡胃、来咽、連舌本、散舌下。
心之別脈、系舌本。
今心脾二臓受風邪、故舌強不得語也。
→足の太陰脾経は胃に通絡し、
上行して横隔を過ぎ、咽部を挟んで走り、
舌根に連なり、舌下に散布する。
手少陰心経の支脈も咽部を挟んで上行し舌根に連接する。
今、
心脾の二臓が風邪の侵襲を受け、
そのため病人の舌根がこわばってしゃべることができなくなる。
「心は舌に開竅する」とあり、
また脾経の経絡が舌根に連なっていることから
風邪が心脾を犯すことで上記の疾病が現れる。
参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。