こんにちは盧です。
久々に万博公園へ行きました。
岡本太郎の作った太陽の塔が
内部公開されたのでそれを見に行くためです。
はや50年近い年月が経とうとしておりますが
その熱量は今でも残っているようでした。
三、寸関尺三部の論
寸関尺を三部というなり。
人の脈を診するに先ず医者の中指にて
腕くびの際(きわ)の高骨を探りあて、
是を関骨というなり。
其の骨より肘の方へ少し指を下ろす心にして
これを関部と定め、
其の次に食指を付けて寸部を定め、
無名指を付けて尺部と定るなり。
この項は前回の男女の脈と違い
現代でもよく言われるところである。
同側の脈管でありながら、
その脈を詳細に見て行けば
寸関尺とそれぞれ違った様子を見せるのは
現代医学的には摩訶不思議であるが
鍼灸師の日常とするところである。
この寸関尺という脈を横軸に三等分する
方法を六部定位脈診と言い
日本でもっともポピュラーな方法である。
ルーツはおそらく前項と同じく難経であろう。
難経の脈診への影響は改めて凄まじいものが
あると思う今日この頃です。
参考文献
『脉法手引草』医道の日本社