どうも、新川です。
本院が心斎橋に移転し、
豊中で受付さん達と仕事をするリズムも
徐々に身体に馴染んできました。
さて今回の書籍紹介は
「芥川賞作家」さんの書籍です。
【コンビニ人間】
村田沙耶香さんが
第155回(2016年上半期)芥川賞を受賞した作品です。
内容は、
意外とタイトルそのまま、
コンビニで働いている主人公が物語の中心となります。
主人公とコンビニの空間(とそこに関わる人達との)関係が鍵となりますが、
コンビニの風景描写が緻密で、
実際の場面の情景がイメージとして浮かんできます。
こういう描写が物語自体の引力になっているのでしょうか。
周りの「普通」という感覚になじめない中で
主人公が社会との接点を探っていくのですが、
改めて「普通」という言葉の意味を考えさせられます。
『コンビニ人間』文藝春秋