こんにちは、新川です。

最近、
自転車で家の近くの薄暗い坂道を登っていると、
女子高校生が中腹あたりを歩いておりました。
いつもはあまりに坂道なので自転車を押していくのですが、
「不審者と思われたらかなわんな」と思い、
全速力で駆け上りました。
おかげで足パンパンです。

大阪といえばひったくりの件数が全国でも多いことで有名ですが、
今年は神奈川県と接戦を繰り広げているようで、
実に悲しい首位争いです。
ただひったくりの件数自体は減少しているとのことなので、
さらに減少していくよう心から願います。

さて今回は、
血気形志篇についてです。


今回は、血気形志篇について綴って参ります。
本来ならここにまとめてある以上の内容がありますが、
なるべく分かりやすくするため、
一部を抜粋して表現させて頂いております。


【血気形志篇 第二十四】

本篇は、
血気の多少
・肉体とこころの疾病

を述べる事に重点が置かれているため、
血気形志篇と称している。

人体の血気には多少があるが、
その正常な数量は以下の通りである。
太陽経:常に血が多く気が少ない。
→(太陽経を刺すときは、血は出してもよいが気を損なってはいけない。)
少陽経:常に血が少なく気が多い
→(少陽経を刺すときは、気を出してもよいが血を出してはいけない。)
陽明経:常に気が多く血が多い
→(陽明経を刺すときは、血と気を出してもよい。)
少陰経:常に血が少なく気が多い
→(少陰経を刺すときは、気を出してもよいが血を出してはいけない。)
厥陰経:常に血が多く気が少ない。
→(厥陰経を刺すときは、血は出してもよいが気を損なってはいけない。)
太陰経:常に気が多く血が少ない。
→(太陰経を刺すときは、気を出してもよいが血を出してはいけない。)

太陽
少陽
陽明
少陰
厥陰
太陰

これが人体の血気の多少についての正常な数量である。

〜およそ、治療の方法として、
血脈のふさがりがひどいときは、先ず鍼を刺してその血を出し、
苦痛を軽減しなければならない。
その後で(病者の)望むことがらを観察し、
病状の虚実に応じて、
有余は瀉し、不足は補うという原則に沿って治療するべきである。


夫人之常数、太陽常多血少気。少陽常少血多気。陽明常多気多血。
少陰常少血多気。厥陰常多血少気。太陰常多気少血。此天之常数。

足太陽与少陰為表裏。少陽与厥陰為表裏。陽明与太陰為表裏。是為足陰陽也。
手太陽与少陰為表裏。少陽与心主為表裏。陽明与太陰為表裏。是為手之陰陽也。
今知手足陰陽所苦。凡治病必先去其血、乃去其所苦。伺之所欲、然後写有余、補不足。

欲知背兪、先度其両乳間、中折之。更以他草度去半已、即以両隅相拄也。乃挙以度其背、令其一隅居上、斉脊大椎、両隅在下。
当其下隅者、肺之兪也。復下一度、心之兪也。復下一度、左角肝之兪也。右角脾之兪也。復下一度、腎之兪也。是謂五蔵之兪。灸刺之度也。

形楽志苦、病生於脈。治之以灸刺。
形楽志楽、病生於肉。治之以鍼石。
形苦志楽、病生於筋。治之以熨引。
形苦志苦、病生於咽嗌。治之以百薬。
形数驚恐、経絡不通。
病生於不仁、治之以按摩醪薬。是謂五形志也。

刺陽明、出血気。刺太陽、出血悪気。刺少陽、出気悪血。刺太陰、出気悪血。刺少陰、出気悪血。刺厥陰、出血悪気也。


参考文献:
『黄帝内経素問 上巻—現代語訳』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版
『臓腑経絡学』 アルテミシア

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