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どうも、新川です。

平日のお昼前 先頭車両からの眺め
平日のお昼前 先頭車両からの眺め

平日の日中は電車内もゆったりとした空気が流れます。

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ここからが本篇です。
呉 鞠通の『温病条辨』上焦篇
の続きです。


温病条辯

【巻一 上焦篇】


太陰温病、悪風寒、服桂枝湯已、悪寒解、余病不解者、銀翹散主之。
余証悉減者、減其製。

太陰の温病、悪風寒し、桂枝湯を服しおわり、悪寒解し、余病解さざる者は、銀翹散これを主る。
余証ことごとく減ずる者、其製を減ず。

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本条は前条からの流れをうけて桂枝湯を服用した後の証治に関してです。

解説:
温病の初期で悪風寒があるときには、
ごく短期間は桂枝湯を服用してもよいが、
悪寒が消失すればすぐに辛涼の銀翹散に切り換えるべきである。
桂枝湯は辛温の作用があるため、
かえって熱を助長してしまう。
また、温病の症状が軽減した場合は、
銀翹散の用量を少なくしてよい。

葉子雨の見解:
「桂枝は温病に与うるに宜しきに非ず。
温病は銀翹散に非ざるべからず」としている。

続く


参考文献:
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』 東洋学術出版社
『中医臨床のための温病条弁解説』医歯薬出版株式会社

新川

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