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どうも、新川です。

落ち葉の絨毯 自宅近くにて
落ち葉の絨毯 自宅近くにて

家の近所でつい最近まできれいに色づいていた紅葉も、
連日の雨風で地面に落ち、
絨毯のように敷き詰められておりました。

すっかり冬ですね。
積雪も例年より遅く、暖冬の気配もあると思いきや、
年末は寒波が襲来するようです。

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さて、
ここからが本題です。
今回から「治兵」篇が始まります。


【治兵】
この篇のテーマは、
「兵の統率」に関してであり、
いかにして兵士のやる気を起こさせ、
戦いやすい状況をつくれるかが記されている。

武候がたずねた。
「用兵の基本は何であろうか?」

呉起はこたえた。

先明四軽二重一信。

まず四軽、二重、一信を明らかにす

 

→「四軽、二重、一信」とはなにか

四軽:地が馬軽く感じ、馬が車を軽く感じ、車が人を軽く感じ、人が戦いを軽く感じようにしむけること。
→地形の険易をよく見きわめて馬を走らせるならば、大地は馬を軽々と走らせてくれるでしょう。
馬の飼育を適切にするならば、馬は車を軽々と車を牽くでしょう。
車の手入れをよくするならば、車は人を軽々と乗せるでしょう。
同様に武器、武装を充実するならば、人は戦うことを苦にしません。

二重:勝ち進めば重い賞を与え、敗退すれば重い刑罰を与える。

一信:これらの実施することを保証するものは、あくまでも約束をたがえず、裏切らないこと。

指示をして動く集団は怖くないが、
自発的に個々人が「やる気」を伴って行動する軍は強い。
それを感じさせないように仕向けていく環境や状況を作りだしていくことが本編の主題である。

続く


参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫

参考サイト:
『呉子副詮』 国文学研究資料館HPより

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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