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こんにちは、大原です。
今年最後のブログとなりました。
今年も1年間お付き合い頂きありがとうございました。
年末の大掃除も終わり、
正月の準備も終わり、
さあ何をしようかしらという方、
ひっそり読書にふけたりするのも良いですね。
では、前回の続きです。(前回ブログ:『医界之鉄椎』 其の一)
今回は「漢方は、決して
古くさくて使えないというものでは無い」
ということを述べている箇所を
みていきたいと思います。
世の中には「漢方は陳腐の医学だ」と嘲笑する人がいる。
確かに、漢方の起源は二千有余年前にさかのぼるため、
長い年月を経たものであるという意味では罵倒するに値する。
しかし、大進歩を遂げたと称せられる
洋方(西洋医学)と比較すれば、
漢方はさらに斬新であることを知るが、
いまだかつて陳腐であることを見たことがない。
このあと、医学の歴史について簡単に触れていきます。
(中略)
・・・これに反して西洋医学は、
生理解剖、病理、病理解剖、病原等の学理を簡明にさせ、
現代はいわゆる第5期に入り、
いわゆる病原検出時代に到達したと称せられる。
さらに一歩進んで、
病原を削減させる効果が実現となれば
いわゆる第6期の病原削減時代が完成するに至る。
長く続いた漢方に比べ、
今の病原検出時代にまで発達・進歩した西洋医学ではあるが、
はたしてその治療実績においても
大進歩をもたらしたといえるだろうか。
外科的手術の方面に関しては確かに進歩したといえるが、
内科的治療方面においては進歩していないと言わざるを得ない。
これを少ししか論じないのはどうしたことだろうか、
その理由を乞いたい。
来年に続きます。
<参考文献>
『復刻 医界之鉄椎』たにぐち書店
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原