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こんにちは、大原です。
東洋医学では、その人の体質によって
受けやすい外邪が異なってくると考えます。
例えば熱傾向にある体質の人は熱病になりやすく、
冷え傾向にある体質の人は寒邪を受けやすい、
などと考え、これを「同気、相求む」といいます。
『易経』(または『周易』ともいう)という書物の中の
「分言伝」に、この根拠となる古文があります。
「飛龍在天、利見大人、何謂也。
子曰、同声相応、同気相求。
水流湿、火就燥。
雲従龍、風従虎、聖人作而万物観。」
(『易経』文言伝より)
<読み>
「飛龍天に在り、利見大人を見るに利ろしとは、何の謂いぞや。
子曰わく、同声相い応じ、同気相い求む。
水は湿えるに流れ、火は燥けるに就く。
雲は龍に従い、風は虎に従う。聖人作りて万物観る。」
<意味>
「飛龍天にあり、大人を見るに利ろし」とはどのような意味か?
孔子は次のように言う。
声気を同じくするものは、たがいに応じあい求め合う。
たとえば水は湿った方に流れ、
火は乾いた物に燃えつき、
雲は龍にともない、風は虎にともなう。
同様に聖人がひとたび現れればよろずの人がこれを仰ぎにるだろう。
すべて気を天に稟けた動物は天体の運行に親しみのっとって動作し、
気を地に稟けた植物は地体の凝固に親しみのっとって静止する。
つまり物みなそれぞれの類に従うのである。
参考文献
『易経(上)』 岩波文庫