<受付アルバイト募集中>
→詳しくはこちら
こんにちは盧です。
少し寒くなってきて、秋を感じる今日この頃です。
寒くなってくると「おでん」を食べたくなりますが
統計によるとそれが一番多く売れるのは
真冬よりもだんだんさむくなるこの時期なのだとか・・・
気温がただ低いより、気温差が高い方が温かいものが
恋しくなるようです。
それでは続き生きましょう。
前回の復習はこちら
人参
人参②
人参③
人参④
生津液
津液の義は霊枢・決気篇及び五癃津液別論に詳らかなり。
津は液の清きは腠理に発す。液は津の厚きは、骨に注ぐ。
倶に水・精は潤いの名なり。
人参の津液を生ずというに至りて、深義存せり。
この義を誤るときはすなわち害少なからず。
およそ人参は気を補う陽剤たり。津液は水類陰気たり。
古人のいわゆる陽無きときは則ち陰もって生ずるなし。
陽生ずるときは則ち陰長ずと。・・(中略)
故に人身の津液もまた陽温の気化無きときは、
津液の身に満ちて潤すこと能わざる。
例えれば、凝りたる水は物を潤すこと能わざるに同じ。
これをもって人参のの津液を生ずるというは、
津液乾きたるをこれがただちに生ずるにはあらず。
これをただちに生ずるものは、地黄・当帰の類なり。
これ津液不足において二弁あり。
ここでは陽気の剤である人参に
津液を生じる作用(滋潤)があると説く。
古代より陰と陽ではどちらが重要であるか
と議論されることが多いが
この人参の候で岡本一抱は
陽気がなければ通常が生まれないという
陽主陰従(陽の方が重要)の考えを述べる。
純粋に津液を生じる地黄や当帰と
二次的に津液を生じる人参には
使い方の鑑別がある。
つづく