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こんにちは、大原です。
インターネット上で本を買うのも便利ですが、
本屋さんで本を探すと
「こんな本があったのか」という発見があります。

さて、ここ1〜2年ほどは将棋ブームですね。
いろんな将棋のアニメや漫画が流行ったり、
先月も将棋の映画が公開されたり(泣き虫しょったんの奇跡)、
10代の新人棋士が連勝記録などを塗り替え大きな棋戦でも活躍したり、
引退された元名人の加藤一二三さんがバラエティ番組で活躍されたり、
昨年末に永世7冠を獲得した羽生善治さんが国民栄誉賞を受賞したり、
などなど、
将棋に興味の無いという方にも
テレビのニュースなどで
将棋界の大きなニュースが周知されているかなと思います。

さて、あまり行ったことのない本屋さんに行く機会があり、
将棋コーナーをみてみようと行ってみると、
上のような華々しい話題の本ばかりかと思いきや、
すごく有名な棋士の方が体調を崩されたという内容の
自伝を発見しました。

こちらの本の著者の先崎学さんですが、
将棋の実力はトップレベルなのはもちろん、
将棋の解説だけでなく
雑談などのお話がとてもユニークで面白く、
またエッセイの執筆や漫画の監修もされたりと活躍の幅が広く、
私の大好きな棋士の一人です。
ですが、この数年の将棋ブームの割には
最近あまりメディアに出てこられてないな、
という印象がありました。

こちらの本を本屋さんで見つけ、
まさかご本人が体調を崩しているという内容だとは
思いませんでした。
2〜3分ほど立ち読みしてさっそく購入しました。

先崎さんが体調を崩されたのが1年以上前のことで、
将棋ブームを盛り上げるために東奔西走され、
どうもその疲労が蓄積していたことが
発症されたきっかけだったようです。

どのように病と向き合うべきなのか、
職業である将棋を以前のように指せるのか、
などについての赤裸々な悩み・思いが書かれ、
そして今年のはじめ頃には
なんとか回復に向かってきたという内容です。
ネタバレになるのであまり書きませんが、
華々しい将棋ブームの陰で
病と戦っていた棋士の方がいらっしゃったことに
衝撃を受けました。

本屋さんに行ってみると
新しい発見があるかも知れません!

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