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こんにちは盧です。
今日は公益本草大成の人参の続きです。
これをもってよく五蔵を補うの効あり。
本草家に謂わゆる、人参は手之太陰肺経の薬、
「肺は諸気を主る」をもっての故なりと言えども、
愚案するに、人参は胃気を補養するの聖薬とすべし。
(李)時珍が曰く、色黄にして土に属して脾胃を補うと
この義至れり、尽せり。
人に神気・真気・清気・宗気等の名類多と言えども、
総合するは皆、胃気の別称なり。
東垣曰く、清気・営気・衛気・春昇之気
胃気の別名なりと。
玉版論に曰く、人の気を受くるものは穀なりと。
彼の肺気・神気・五蔵の気も皆胃気よりして生育す。
ゆえに称号して元気とす。
故に称して元気とす。実に人身後天の元源の気。
これより貴きはなし。
これよく補養するものは人参に勝るものなしとす。
当時は人参が肺を補う薬であると
言われていたがそうではなく
脾胃・特に胃気を補うことが
主たる効能であることを古典を
列挙しながら説明する。
胃の気は飲食物から生じる最初の気であり、
後天の気の源であるためとても重要なものである。
またその胃気を補うのに人参に勝るものはないという。