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どうも、新川です。

実家の近所にある鎮守の森
実家の近所にある鎮守の森

実家に帰ると
自然と足が向かう場所です。

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ここからが本篇です。
呉 鞠通の『温病条辨』巻首 原病篇
の続きを 綴って参ります。


温病条辯

【巻首 原病篇】


《熱論篇》曰。「帝曰、熱病已愈、時有所遺者、何也。
岐伯曰、諸遺者、熱甚而強食之。故有所遺也。
若此者、皆病已衰而熱有所蔵、因其穀気相薄、両熱相合、故有所遺也。
帝曰、善。治遺奈何。
岐伯曰、視其虚実、調其逆従、可使必已矣。
帝曰、病熱当何禁之。
岐伯曰、病熱少愈、食肉則復、多食則遺。此其禁也。


「《熱論篇》に曰う。
「帝曰く、熱病已に愈え、時にのこる所有る者は、何ぞや。
岐伯曰く、もろもろ遺る者は、
熱甚だしくしてこれに食をい。故に遺る所有るなり。
此の者のごときは、
皆病已に衰えて熱にかくるる所有り、
其穀気と相せまり、両熱相合するに因る、
故に遺る所有るなり。
帝曰く、善し。遺るを治するを奈何いかんせん。
岐伯曰く、其虚実を視、其逆従を調えれば、必ずましむ可し。
帝曰く、熱を病めばまさに何をこれに禁ずべきや。
岐伯曰く、熱を病み少しく愈ゆるも、肉を食すれば則ち復し、多食すれば則ち遺る。此其禁なり。」
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本条は熱病における飲食の禁忌に関してです。

解釈:
熱病が治癒したのに、
余邪が残存することがあるのは、
邪は有形の物質ときに飲食物に依附することが多く、
発熱が強い時期に無理に食べさせると、
邪と穀気が結びついて余邪を遺すことになる。

葉子雨の説
熱癒ゆといえども未だ尽くは除かず、
経膜の間に伏匿し、脾胃復た虚し、消化すること能わず、故に穀食多ければ則ち熱を遺し、
肉食は更に穀より甚だしきは、厚味能く熱を発するを以てなり。

また、
熱が下がった早期の段階で、
肉類など消化しにくい食物を食べると熱が再発し、
多食すると余邪を残存させることになるので、
こちらも禁忌である

続く


参考文献:
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』 東洋学術出版社
『中医臨床のための温病条弁解説』医歯薬出版株式会社

新川

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