<近日開催予定のイベント情報>
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一般の方向けの講座や学生向け勉強会の予定を
集約しております。ぜひご参照ください。
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こんにちは盧です。
また岡本一抱の著作から見ていきます。
世に一匙の薬味をもって、
気を生じ、火を生じ、血を生じ、
精を生ずるの義を疑う者ありといえども
みなこれ愚者の致すところたり。
けだし薬品ただちに気火精血を生ずるには非ず。
ただ陰陽を生ずるのみ。
陽は気を為し、火を為す。
陰は形を為し、水を為す。
陰陽両儀は本なり。
気火形水はこれより生ずる所の標たり。
生薬というのは気や血や精を生じると言うけれど
ほんまかいな?という問いに岡本一抱の見解が
述べられております。
薬味がそれぞれ効果を持っているわけではなく、
生薬(本草)の偏性(性質)によって
身体がそれに応じ、結果として
さまざまな効果を生みだすといった旨が
書かれています。
薬品による治療効果という結果の裏に
身体が持つ大きな力の働きがあるようです。