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こんにちは盧です。
前回の本草辨からもう一節見てみます。
およそ病者の頼む所は医なり。
医の頼む所は薬なり。薬性の神義に未だ達せざれば、
たとえ神聖工巧の四知に達することありといえども、
何をもってか、邪を瀉し正気を補うの功、到さんや。
よくよく薬性の深きに達せんと欲すれば、
味の厚薄、気の陰陽、性の寒温、形の軽重、質の精麤、
色の五行、その生ずるの時令等を詳らかにして察するに
あらずんば、本草の奧日に至ること不能ざるものなり。
ここでは漢方家が薬に精通することの重要性を
説いております。
どんなに緻密な診察技術があったとしても
治療する道具である本草(生薬)のことを知らなければ、
良い治療はできないだろうと述べております。
これを鍼灸師の目線から読み替えるならば
普段使う道具(鍼や灸)について
詳しく知らなければならないということに
なるのでしょうか
つづく